チネイザンとは?あなたのネガティブな感情を解放させるテクニック


チネイザンは気内臓療法といい、タイ生まれの中国人である謝明徳老師によって、タイ医学・東洋思想・現代医学を体系化して編み出されたものです。


私はこれまでも、体内の状態を把握するための手段として、日々の臨床では必ず腹診を行っています。

デトックスの施術で回を重ねるにつれて、緊張があったり硬い部分が、段々と赤ちゃんのお腹のような健康的な柔らかさへと変化していくにつれて、症状や気持ちの変化が表れてくる手応えは経験してきました。


しかし、腹部が固くなっている原因を<ネガティブな感情>であると捉え、その感情を解放させるテクニックがあるならば、是非本格的に学んでみたいと思ったのです。


チネイザンは、鬱積した感情を解放する術であり、また、肝臓や胃腸などの内臓をマッサージすることで、内臓の中に溜まっている毒素も解放できるため、内臓デトックスマッサージとも言われています。

お腹全体・それぞれの内臓をマッサージしますが、チネイザンで特徴的なのは臍(へそ)のマッサージです。


胎児の時の生命の維持は、母親と繋がる臍の緒のみで行われていたため、臍は私たちの命の原点でもあります。

それほど臍は重要なポイントです。


タイ医学では、身体の中を流れるエネルギーの通路をセンと言い、その中でも重要な10本のセンはすべて<臍>から始まっていると考えています。

中国医学でも、<臍>は五臓六腑の本であり、内臓と密接に繋がっていると考えています。

脳卒中や熱中症・日本脳炎など、ショック症状を起こして危険な状態に、臍にお灸を施して起死回生を図る治療が行われたりもします。


現代医学からみたチネイザン


お腹には、様々な内臓が無駄なく収まっていて、腸だけでも、6〜7メートルあり、これは二階建ての住宅の高さと同じ位の長さ。

それほど長いものが他の内臓と一緒に、お腹のわずかなスペースに、コンパクトに収まっています。

お腹の中で大部分を占める腸が、重力によって下へ垂れ下がらないように維持されて収まっているのは、「腸間膜」という膜が引っ張り上げているから。


最新の研究では、この腸間膜は単に腸の位置をキープするだけでなく、臓器の働きをしていると確認され、新たな臓器として認識されることとなりました。

この腸間膜が腹部の病気に関わっている可能性があり、また、病気の治療に役立つであろうと研究が進められているのです。


その腸間膜が固定されるためにくっついている場所が、<臍の真裏>あたり。

つまり、臍をマッサージすることは、腸間膜を刺激して、腸間膜全体の働きを高めているのではないか?

今後、腸間膜の研究が進むにつれてチネイザンの手技の有効性が証明されていくであろうと、私は感じています。


腹の中にあるもの


日本人は、昔から「心は腹の中にある」と捉えていたことがよくわかる一説が、日本最古の歴史書である古事記に記載されている、仁徳天皇が皇后に送った歌からも読み取れます。


あるとき仁徳天皇は、皇后の留守中に他の女性と浮気をしてしまいました。

それが外出中の皇后にバレてしまい、お怒りになった皇后はそのまま宮殿に戻らず身を隠されてしまったのです。

戻ってきて欲しいと伝えても、皇后は聞き入れなかったことから、「せめて心だけでも思ってくれないか?」と送った歌の中に、心を表す表現として「腹」や「肝(きも・内臓全体の意味)」を表す文字が使われています。


つまり、「心は腹・内臓にある」ということを、昔の人は頭の理論ではなく、ちゃんと<腹>で感じていたんですね。


チネイザンの創始者である謝明徳老師によると、怒りや悲しみなどネガティブな感情が吐き出されずに内臓に蓄積していくと、やがて腐敗して、そこが身体の「ゴミ捨て場」となり、エネルギーを滞らせることで、やがて臓器の機能障害を引き起こすといいます。


チネイザン・気内臓療法は、その内臓に溜まったネガティブな感情を解放させる手段ですから、テクニックとしては心得ておきたい一つでした。


チェンマイでの学びのヒントで、より一層施術効果をパワーアップさせていきます。



Yuri’s Blog

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