アーユルヴェーダ・鍼灸(はりきゅう)治療で乾燥肌を改善させる方法
季節外れの台風も去り、冷たい風が吹くようになりました。
この時期の自然界は、ヴァータ・風のエネルギーが強くなり、冷えと乾燥・自律神経の不調などの症状が出やすくなりますが、当院へは心身の不調だけでなく、最近は乾燥肌のお悩みも多く寄せられてきます。
皮膚が必要とする栄養を運ぶのは血液
今回は、いまの季節に多い「乾燥肌」についてお話したいと思います。
乾燥が気になる時は、アーユルヴェーダの薬草オイルを全身に贅沢に使うオイルマッサージがとても効果的だということは、これまでもお伝えしてきました。
しかし、乾燥したお肌には「外側から保湿をすればよい乾燥肌」と、「身体の内側からも保湿をしなければ改善が難しい乾燥肌」とがあります。
焼け石に水のケアで、トラブルを引きずらないようにするには、どちらのタイプの乾燥肌なのか?を見極める必要があります。
Ten治療院では、アーユルヴェーダ・アビヤンガ・オイルマッサージを基本コースに取り入れていることで、
皮膚に触れる私の手がそのままセンサーとなって、乾燥肌になってしまっている原因と、どんなタイプの乾燥なのかを見極めていきます。
お肌の状態を左右する「血液」の状態
お肌の表面の水分が少ない乾燥とは、カサカサしたり、つっぱったり、粉を吹いたようになったりすること。
これは、表面から化粧水やオイルなどで保湿をすれば、まだ改善の余地があります。
しかし、問題は<お肌の奥の乾燥>です。
皮膚の下には、たくさんの毛細血管が張り巡らされていて、水分や栄養素、老廃物を運ぶことで細胞を育んでいます。
血液の状態は、すなわち、お肌の状態を左右します。
その血液に大切な条件とは、①栄養に富んで毒素が少ないこと②豊富な量であること③滞りなく流れていること。この三つが美肌の鍵となります。
もしも、①②③の条件が満たされないと、
・表面の皮膚が薄くなってハリがなくなり、萎んだ風船のように余ってしまうため、細かなシワがたくさんできる
・長期にわたって乾燥状態が続くと、皮膚の奥の細胞が委縮することでシワがさらに深くなる
・血液が流れず滞っていると、必要な栄養素が届かないうえに老廃物が溜まったままになり、シミになったりくすんで黒ずんでくる・・・など
ここまでくると、外側からの保湿だけでは到底間に合わないトラブル肌です。
血液は、お肌を内面から潤わせる「最高の美容液」
Ten治療院のアーユルヴェーダ・鍼灸(はりきゅう)治療は、東洋医学の技で「快適な心身の土台作り」への施術です。
特に刺絡(しらく)治療を取り入れていることで、老廃物・毒素だらけの滞った血液を、素早く取り出していけます。この効果は血流を回復させ、新たに元気なお肌の細胞を作るためには最適な手段です。
このような刺絡治療をアーユルヴェーダのオイルマッサージと融合させていることで、心身の不調や乾燥肌へパワフルに働きかけていきます。
さらに、鍼灸(はりきゅう)治療は、内臓の働きを整えられ、血液の水分と栄養状態を改善することが可能です。
筋肉の硬直も血流を妨げるため、指圧・マッサージで柔らかくほぐして血液の通り道を確保すること、
血液から美肌を作るためには、こうした全身への働きかけを「同時に行うこと」が必要であることを、当院でケアを続けている患者さまのお肌の変化から実感しています。
つまり、お肌を内側から潤わせる「最高の美容液」とは、体内を巡る豊富できれいな血液なのです。
乾燥肌のお悩みも、Ten治療院のアーユルヴェーダ・鍼灸(はりきゅう)治療にお任せください。
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