血流改善に効果的な「瘀血(おけつ)対策」


今年、Ten治療院は「瘀血(おけつ)」について、一人でも多くの方々に知って頂きたく、瘀血(おけつ)対策を重視したホームページを増設しました。


瘀血(おけつ)という言葉すら、聞いたこともない、知らなかったという反応がほとんどです。

しかし瘀血(おけつ)こそが、様々な症状の引き金になると同時に、瘀血(おけつ)対策をすることが、様々な症状の解決の鍵となるのです。


様々な症状の奥に潜む、瘀血(おけつ)


瘀血(おけつ)とは、『流れを失って滞っている血液』のこと。悪血、汚血、古血などともいわれます。

血液には、全身の隅々の細胞へ栄養素・酸素・体温などを届けて、細胞から出たゴミを運び去る役割があります。


血液は巡っているからこそ、内臓や筋肉などの働きを正常に保つことができます。

しかし、血流が滞っていると、この役割を果たすことができないため、全身のあちこちに悪影響を与えていくのです。


見た目で分かりやすいのは、お肌の状態です。

お肌がくすんだりハリがないなどのトラブルは、これも根本的には血流が滞っている状態です。


血液から運ばれる栄養素が届かなければ、細胞が正常に働くための物資が届かず、お肌の表面を覆う細胞の入れ替わり=ターンオーバーがうまくできません。

すると、古い細胞が表面に被さった状態となり、お肌のくすみやシミ・シワ、乾燥や肌荒れを引き起こしてしまいます。


その状態を化粧品に頼って、外側から水分や栄養を補っても一時的に改善は可能ですが、根本的な解決は難しいのです。


瘀血(おけつ)は全身の問題


お肌の問題だけではありません。瘀血の問題は全身に及びます。


たとえば、肩こりや腰痛、冷え性などの日常で不快な症状はありませんか?これも瘀血が関係しているのです。

女性は毎月の生理によって、自然と瘀血を排出することができる身体の仕組みになっています。


だからこそ、女性は男性よりも生理の期間だけ寿命が長いということはご存じでしたか?瘀血を排出することは、寿命の長さを左右するほど重要なことなのです。


しかし、その生理がスムーズに行われない場合も瘀血(おけつ)による問題が生じてきます。

更年期障害、生理痛や生理不順などの症状がある方は、やはり何よりも瘀血(おけつ)対策が必要です。


瘀血(おけつ)が溜まっているところは水たまりのようなもので、ボウフラがわくように細菌が繁殖しやすくなりますから、感染症にもかかりやすくなります。

また、日本人の死亡原因で多い、ガン・心疾患・脳血管障害、これらも瘀血が関わっています。

このように、様々な症状の奥に潜むのは瘀血であるということを、お分かりいただけましたでしょうか?

つまり、瘀血対策をすることで、まだ起きていない病気、そのまま放置すれば起こるであろう病気のリスクまでもケアできるのです。

もちろん、閉経後などで生理のない方や、もともと身体から瘀血を出す仕組みのない男性の方は、定期的に瘀血対策をしましょう。


身体に現れる瘀血(おけつ)の兆候


当院のアーユルヴェーダ・鍼灸(はりきゅう)治療では、頭の先から足の裏まで、身体の隅々の状態を私自身の手や目で確認しながら施術を進めていきます。

私はカウンセリングから治療のすべての行程を、一貫して担当させて頂いております。


だからこそ、全身の瘀血の状態、たとえば手足の細かな血管が詰まっている様子や、冷えている部分、皮膚が厚くなっていたり荒れているところなどが把握できます。

もちろん、脈や舌、お腹の状態から得られる情報も大切です。


アーユルヴェーダ・鍼灸治療で解決する


日々臨床を繰り返す中で私が掴んだもの

<様々な症状の根本的解決には、瘀血(おけつ)対策が最も有効的な手段である>

これが私の答えです。


瘀血(おけつ)対策は、実は数千年も前からアーユルヴェーダや中医学の鍼(はり)の世界には既に確立されていたことです。

一切の投薬もせずに、複数の症状の奥に潜む原因を一気に処置するという、魅力的な治療法を体験してみませんか?


名古屋・本山に通院が可能な方は、是非一度ご相談下さい。

Yuri’s Blog

愛知県名古屋市千種区本山駅徒歩5分 アーユルヴェーダ・はり治療 Ten治療院 http://ayur-ten.com/ 小川ゆりのブログ

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