自分を苦しめる悪循環から抜け出すために
ストレスが溜まると衝動買いに走るように、心が辛いと食べることに執着する人もいます。
たとえば、何か辛いことがあると、コンビニでポテトチップスや菓子パン・カップラーメンなどを大量に買い込んでひたすら食べ続けてしまうケースがあります。
心がつらいから食べる。食べてしまうと次に後悔が自分を苦しめる。この悪循環から抜け出すことは容易ではありません。
しかし、そのまま食べ続けていくと、どうなるでしょうか?
胃腸の処理能力を超えた食べ物は「未消化物」となり、頭痛、腰痛、肩こり、肌荒れ、不眠、倦怠感などの不快な症状を引き起こします。
さらに内臓への負担が続くことで、あらゆる病気の温床となるでしょう。
結局のところ、自分で自分を苦しめてしまう心の状態を、アーユルヴェーダでは「心の毒」と捉えます。
心の毒がある限り、さらなる苦しみ・病気を引き寄せてしまいます。
悪循環を断つために
私が中国医学と共に、アーユルヴェーダを取り入れているのは、この「悪循環」を断つ手立てに優れているからです。
アーユルヴェーダのアビヤンガ・オイルマッサージには、安堵した感覚を蘇らせるチカラがあると、私は思います。
そうして得た感覚を、今度は自分自身を優しく労われるよう、セルフケアでオイルマッサージを続けられることが理想です。
また、食べ続けてきたことで酷使した内臓を、鍼灸治療で手当てをして修復し、
ストレスで誤作動を起こしている脳には、正常化へと導くYNSA(山元式新頭針療法)を施します。
このように、Ten治療院では頭の先から足の先・皮膚から骨の髄まで、丸ごとケアしていきます。
自分を大切に扱える人になる
過食に悩んでいた患者様から「食事を変えたら、身体が楽になりました」というご報告を頂きました。
身体に悪いと思うものを、あえて食べることで自分を苦しめていた方が、身体を思いやる食べ方が出来るようになったのです。
私は、症状を消すためだけの治療はしたくありません。
時間をかけても、人々を悩ます症状の元<体内に蓄積された毒素・心の毒>を追い出すデトックス・アプローチを欠かさない治療に取り組んでいます。
デトックス効果は、感覚が研ぎ澄まされていき、心身の状況を敏感にキャッチできるようになり、思いと行動を一致させていけます。
そのためにも、体内浄化はどうしても必要です。
私が目指すケアの終着点は、自分を大切に扱える人になって頂くことです。
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