<気・血・水>が巡ることの重要性
私たちの生命はとても神秘的な仕組みによって維持されています。
こうしている今でも、私たちの体内では新たな細胞が作り出され、役目を終えた細胞は壊されて老廃物となっていき、外気を吸い込み、肺の中の空気を吐き出す。
生まれてから死ぬまで繰り返し続けていきます。
寄せては返す波のような「対」の関係。
もしも、どちらか一方のバランスが崩れたら・・・
心身の様々な症状は、この循環の「停滞」により引き起こされています。
体内を循環する「気・血・水」
東洋医学では、身体を循環しているものを「気・血・水」と捉えます。
気・血・水とは・・・
<気> 生命の原動力・巡らせる力
<血> 体を栄養するもの
<水> 体を潤わせるもの
これらは<気>の働きによって<血と水>が動かされ、この3つが体内を巡って生命を維持する。
症状がある場合は、脈診や腹診などで気・血・水のうち「何」が滞っているか?
また、体内で必要な量が充分にあるかどうか?
などを確認していき、気血水の異常を感知しながら症状の緩和を図っていきます。
たとえば、体のだるさ・むくみ・痺れなどを引き起こしている場合は、体に水が溜まっている状態です。
鍼灸治療では、ツボを刺激することで気を動かして体から余計な水を汗や尿などで排出するように「誘導」しますが、
当院では、鍼灸治療を施しながら温熱療法を用いて、発汗させることで水を速やかに体外へ「排出」させる、もう一歩踏み込んだ手段を行っています。
「気・血・水」を巡らせるために
しかし、症状が慢性化しているほど気血水のバランスの乱れは複雑な現状が多いことから、<気・血・水>の滞りに対して包括的なケアが行えるような対策が必要です。
だからこそ、当院では鍼灸治療にアーユルヴェーダアプローチを加えて万全な体制を整えているのです。
気=アーユルヴェーダオイルマッサージ・鍼灸治療・YNSA(山元式新頭針療法)など
血= 鍼治療(刺絡治療=瘀血・おけつ対策)
水= 発汗ドーム(遠赤外線温熱療法)
生命の循環<気・血・水>を停滞させないよう、肝心なケア=血の塊(瘀血・おけつ対策)まで視野に入れたお手入れをおすすめします。
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