口内環境にも関係している瘀血(おけつ)


お口の中のケアを意識していますか?


「毎日歯をきちんと磨いているから大丈夫!」という人でも、歯ぎしり・噛みしめる癖がある人は要注意です。


無意識に噛んでしまう状態とは?


「噛む」という動作は、上下の硬い歯がぶつかることで柔らかい歯茎に圧がかかります。


すると歯茎に滞っている血液がポンプのように押し出され、上下の歯が離れたタイミングで新たな血液が流入します。


歯ぎしりや噛みしめる癖は、このように歯茎の血流を促すために身体が無意識に行うことだと思います。


また、そのような症状がない場合でも、虫歯になりやすい人・虫歯でないのに歯や歯茎が痛む人・首肩のコリがある人・頭痛・眼精疲労など、首から上に何らかの症状がある人は、口の中の血流が悪化している可能性が高いといえます。


血管の中でドロドロになった血液が溜まった状態を瘀血(おけつ)といい、それが歯茎に起こると、どんなリスクを抱えることになるのでしょうか?


歯周病と病気の関係


歯肉から入り込む細菌にとって血流の悪化した歯茎は、適度に温かくて栄養豊富な繁殖に最適の環境となります。


そこで細菌は毒素を産生し、さらには慢性的な炎症によって歯と歯茎を蝕む歯周病となるのです。


しかし、歯周病は歯を蝕むだけの問題ではありません。


歯茎の血管から入り込んだ細菌は、血流に乗って更に全身へとばら撒かれ、意外な病気に関係しているのです。


<口内細菌が関連する病気>

糖尿病・心筋梗塞・脳血管障害・認知症・肺炎・メタボリックシンドローム

早産・低体重児出産など


特に近年増えているこれらの病気の背景には、口内の瘀血(おけつ)を疑う必要もあるでしょう。


口内の血流改善をしましょう


当院では、アーユルヴェーダのデトックスケアと共にはり治療を用いています。

中でも、特殊な鍼の刺絡治療は、口内細菌の温床である瘀血を取り去る方法として有効です。


実際に歯科矯正をしている患者様の反応から、歯茎の血流改善に対する刺絡治療の効果を確認できました。


歯科矯正は、矯正器具で歯を無理やり動かして細かな血管が圧迫されることで、血栓が生じて血流の悪化から瘀血を招きます。


そのため、歯茎がうっ血して浮腫むため、噛むという歯の圧力が少しでもかかると神経を刺激して痛みを生じます。


矯正器具による歯の痛みで食事も辛いご様子でしたが、刺絡治療を施したところ、口内の血流が改善されて歯の痛みも楽になり、モゴモゴしがちだった滑舌がスムーズになって口の動きに抵抗もなくなりました。


まさか、口内のストレスまで解消するなんて・・・と思いもかけない改善に驚いておられました。


歯茎の血流改善は、全身疾患を防ぐケアにも繋がります。



<デトックスで症状改善・体質改善>

アーユルヴェーダ・マッサージ・はり治療

愛知県名古屋市千種区 Ten治療院

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