アーユルヴェーダのオイルマッサージで使うオイルへのこだわり


奈良県吉野の大峰山で、役行者が製法を教え伝えたという胃腸の薬「陀羅尼助」。


これが、かつては陀羅尼経を唱えながら作られていたことを知った時に、私は作り手による丹精込められた「思い」も陀羅尼助の薬効と共に、胃腸に良い影響を与えていくのだろうなぁと感じました。

私自身も、人様へ施術を施す立場ですから、陀羅尼助に陀羅尼経を唱えて作っていた製法の作り手の「思い」が分かります。

先日、特別プログラムで四回目の施術を受けられている患者さまから、「細胞が元気になっていくような感じがします」とご感想を頂きました。
細胞レベルまで元気になる気持ちになって頂けることは、とても嬉しいです。

施術は勿論ですが、Ten治療院の特別プログラムで使用している施術用のオイルは、私自身が手作りしてご用意しています。

インドのアーユルヴェーダのクリニックにて、施術用オイルの作り方(オイルへ薬草を煮込む手法)も伝授して頂いてきました。

アーユルヴェーダ独特の薬草オイルも漢方の煎じ薬のように、オイルに薬草を入れて長時間じっくりと煮込む製法です。丹念に煮込んで、薬草たちの持つ力をオイルに煮出していきます。
その間、火加減の調整や、水の補給、薬草が焦げ付かないようにかき回したりなど作業場から離れることができません。
同じような手順で行っても、オイルに薬草が溶け込んでいく様子が微妙に変化があり、繰り返し、繰り返し、このような作業に慣れていくとコツがつかめてくる楽しさもあります。
皆様の身体の細胞まで生き生きと甦るオイルになりますように、という思いが自然に沸き立ってくるような時間でもあります。

オイルに薬草のエキスを煮出す際に必要なのは水ですが、オイルの仕上げに、水分が残っていると品質が悪くなるので、水分はすべて鍋の中で蒸発させるまで煮続けていきます。

水分が全て蒸発したことは、煮込まれている薬草の状態を見てれば感触で分かります。
オイルを実際に作り続けていて分かることなのですが、その時に純粋な水は水蒸気となって飛んでいきます。

しかし、水の中に有害金属などが含まれていると、沸点の違いから水分だけ飛んで、水に含まれていた有害なものが濃縮され、オイルの中にすべて残ってしまいます。

そこで、オイル作りに使用される水の質も非常に重要だということにも気付きました。
有害金属は脂溶性です。オイルと共に身体の奥へ・・という懸念を、自分の治療院では、どのような対策でこの問題点を払拭していくべきか?
私は施術者として、直接患者さまに触れながらオイルを全身に注いでいくので、オイルの質には非常に敏感です。

デトックスや体質改善の為に、全身にアプローチするオイルマッサージが、よりによって施術に使うオイルから毒素を取り込んでしまうことになってしまうような有様では、オイルを使う意味がありません。

実際には水の品質が保証されていないものや、水道水で作られるオイルの危険性は、自分自身で手作りしているからこそキャッチできます。

Ten治療院で使用している水は蒸留水という有害金属などの不純物を一切取り除いたものを使用しています。
安全性の高いマッサージオイルで施術を行う為にも、時間と労働を惜しまず、自分の手作りで煮込み作業をこなして、皆様に安全・安心なオイルマッサージを提供していきたいと決めてから今日まで手を抜いたことは、ありません

次に、オイルの鮮度も重要です。
例えばギー(バター)で作られた薬用オイルの場合はワインのように寝かすことで薬効が高まると言われています。しかし、その他のオイルに関しては「鮮度」が命です。

世間では、アーユルヴェーダの本場から輸入されたオイルが色々と出回っていて、購入すれば時間も手間もかからないので楽です。
しかし、船便で届いているものは、製造からかなり時間が経ってしまっているのではないかと思うと、これまで導入への決断ができませんでした。

私がオイルの鮮度にこだわる理由は、オイルの劣化、つまり酸化です。酸化防止の為に、鮮度を守りたいならば、患者さまの予約状況に応じて自分で作る。その方法で、何の疑いもなく不安は100%解決しています。

もう一つの問題点。それはオイルが保管されている状態に注意することです。

特にオイルの酸化防止は鮮度を保つことと、保管の状態です。プラスチックの容器に入れられたオイルは、未開封の状態でも空気を通してしまう為に酸化してしまいます。オイルは遮光瓶での取り扱いが適切です。

酸化したオイルは、身体の細胞のDNAを傷つけてしまいます。
ですから酸化したオイルを絶対に使わない為にも、私は自分でオイルを作りを行い、オイルは遮光瓶で管理して鮮度をしっかりと保っています。

Ten治療院のこだわりは、一切の手抜きはしないこと。

「自分の命と心に欲するものしか、他者にも施したくはない」
その思いを大切にしています。

手作りの理由、オイルへのこだわり。
これが、私の思いです。

Yuri’s Blog

名古屋市千種区本山駅徒歩5分 アーユルヴェーダ&鍼灸治療 Ten治療院 http://ayur-ten.com/ 小川ゆりのブログ

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