身体の「ツボ」を使いこなす、唯一無二のメソッド
日本でも古来から行われている伝統医療・鍼灸治療は、今では世界中で認知され広まってきました。
鍼灸治療や様々なセラピーで使用されるツボは、WHO(世界保健機関)に定められただけでも361箇所あり、身体の反応が現れると同時に、治療の場所でもあります。
私は中医学をはじめとし、アーユルヴェーダ・YNSA(山元式新頭針療法)・ディエンチャン(顔反射療法)・チネイザン(氣内臓療法)も修得して治療に活用していますが、
WHOに定められたツボ以外に、さらにそれぞれの治療法特有のツボが存在していることを学んできました。
たとえば絵を描くとき、絵の具の色や絵筆の種類がたくさんあると表現が豊かで奥深くなります。
多くの種類のツボの存在を知り、ツボを刺激するための手段が多くあると、治療の幅も広がっていくのです。
ツボとは、外から内へ体表から身体・心へ繫がるスイッチのようなもの。
スイッチを押すと、身体の内部が反応し様々な作用をもたらします。
パソコンのキーボードでも、使う人の目的によって1つのキーが文字や記号など様々な意味を持つように、1つのツボも触れる人の意志によってその意味は変化します。
私は、それらを実際に治療に応用して、臨床に役立てています。
一つの例では、眉間のツボを東洋医学では「印堂」といいますが、アーユルヴェーダでは第6チャクラやスタパニ・マルマでもあります。
またディエンチャン(顔反射療法)やYNSA(山元式新頭針療法)でも、ツボや反射区があります。
さらに、ツボを何で刺激するか?によって、ツボの作用は変わるのだということを、掴んでいきました。
(オイル・シロダラー・はりきゅう・指圧・光線・陰陽調整の道具など)
私は患者様の症状に対し、ツボの種類と手段、無数の組み合わせの中から、経験と直感を駆使して治療を進めています。
逆に、ツボの反応から心身の状態を窺うこともできます。
たとえば腰痛の患者様の場合、YNSAのツボの診方を応用することで、その痛みは<脳が引き起こしているのか?>それとも<身体か?>の判断に非常に役立っています。
様々な患者様の複雑な症状やお悩みに、どうしたら、もっとより良い改善へと導いていけるのか?と、私の技量が応えていけるように引き出しを増やしていく研鑽の中で、それぞれの治療法特有のツボの存在を、次々と新たに確認していくことが出来ました。
一つ一つを知り、そのスイッチの働きを心得ていくほど、症状への対処法の道が開けていったように感じます。
私にとって、身体にある無数のツボの存在は、まるで人体を張り巡らす満点の星空のようです。
まさに小宇宙の世界。
自分の持っている知識や技を、患者様のお身体に直接触れて、臨床経験を重ねて治療へ活かしたい。
Ten治療院は、アーユルヴェーダや東洋医学の枠を超えた、唯一無二のメソッドを確立して皆さまをお迎えしています。
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