漢方外来や鍼灸治療院で聞く「瘀血・おけつ」の意味とは?
「瘀血・おけつ」とは、「流れずドロドロになった血液」のことです。
もしも「瘀血」と診断された時、どのような治療が理想でしょうか?
漢方薬・カッピング・かっさなど、瘀血対策はいろいろありますが、中でもカッピングは、スポーツ選手が取り入れていることで注目されてきました。
吸引カップで皮膚を吸い上げることで、血流が改善されて楽になると即効性が評判のようです。
その瘀血は、どこに溜まっているか?によって身体に起こる症状は変化します。
たとえば、肩に溜まれば肩こり、関節に溜まれば関節痛、子宮に溜まれば子宮筋腫など。
血液が流れる管の血管は、体内で一繋がりに網羅しているため、あちこちに症状が起こる可能性があり、また溜まれば溜まるほど病状は悪化してしまいます。
カッピングをして、もしも赤黒い痕が濃く残る場合は、まだまだ身体の中に毒素をたっぷり含んだ血液があるというサイン。
血管は、身体に必要な物質を運んだり、老廃物や毒素を運び去る血液の通路で、全身に張り巡らされて身体のあらゆる組織と関わり合っています。
もしも、カッピング吸引をした時に、皮膚に赤黒く残る瘀血の痕(あと)が付く場合は、身体の中を流れている血液の質が悪化している問題が根底にあります。
汚れた血液を浄化して、血液の質を整えていける手立てが、瘀血への改善に直結します。
そのためには、血液を汚していく原因である「体内毒素」を排出させる事が「鍵」となります。
毒素排出・デトックスに有効な手段として、当院ではアーユルヴェーダのオイルマッサージを取り入れています。
オイルは皮膚から体内へ浸透させると、瘀血の元となる毒素を吸着していく働きがあるからです。
皮膚から浸透させるオイルは、体内に蓄積している毒素を絡ませながら、血管壁から血液中へ入っていき、全身を巡って汗や尿・便などとなって排出されます。
そこで、体内機能が低下していると理想的なデトックスには繋がらないため、その働きを鍼灸(はりきゅう)治療で調整しながらアプローチしていきます。
しかし、デトックスアプローチには、さらに難問が待ち構えています。「瘀血」の存在です。
瘀血は毒素を含んで重たくなった血液のことで、血流に勢いのない所や血管が狭くなっている所で、あちこちに詰まっています。
詰まった箇所には、さらに毒素を含んだ重たい血液が集まりやすく、血流が渋滞して毒素の溜まり場ができていきます。
この溜まり場で、血液中の毒素がドロドロ状の塊(かたまり)と化したものが「瘀血(おけつ)」です。
このプロセスを理解すると、瘀血(おけつ)は血流の改善だけでは根本的な解決には結びつきません。
瘀血は万病の元ですので、体内放置は発症のリスクを背負うことになります。
だからこそ、瘀血を体外へ取り除く手立てがどうしても必要です。
それを可能にする治療が「刺絡(しらく)治療」
Ten治療院の瘀血対策は、アーユルヴェーダのオイルマッサージで体内の毒素を排出させながら、刺絡治療で瘀血(おけつ)処置も行う入念な取り組みです。
このダブル手法が、瘀血への究極のケア。
瘀血が気になる方はTen治療院へご相談ください。
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